東京11島の山海の幸を一度に堪能!「東京宝島フェアin離島キッチン」レポート

2019年2月1日(金)〜3月31日(日)の2カ月間、全国の島々の創作料理が楽しめる飲食店「離島キッチン」とコラボレーションした食イベント「東京宝島フェアin離島キッチン」が開催されました。開催時の様子をレポートします。

「東京宝島フェアin離島キッチン」では、東京都の島しょ地域11島(大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島・父島・母島)の食材を使った期間限定の創作料理を提供。メニューに使われたのは、都心から南1,000km圏内に点在する島々の厳選された海の幸・山の幸ばかり。

ディナーメニューの「サザエのカルパッチョ~サルサソースで~」を注文すると、登場したのは利島産の特大サザエ。旨味たっぷりに蒸し上げられたサザエに、小笠原諸島・母島の島レモンやパッションフルーツ、青唐辛子、塩などでつくられるタバスコ風調味料「オガスコ」や島レモンが添えられた、贅沢な一皿でした。

他にも、「ミニトマトと明日葉のマリネ」、「赤イカの茶碗蒸し島のり餡がけ」、「たたき揚げの天ぷら~明日葉の香り~」「赤イカの塩辛の水餃子~明日葉スープカレーと共に~」など、島食材のマリアージュが楽しめるメニューがずらりと並びました。

ドリンクでは、青ヶ島の焼酎「あおちゅう」も提供されました。自家醸造時代の製法を受け継ぐ10名の杜氏たちが、各家に伝わる製法で造る麦麹の芋焼酎で、杜氏ごとに異なる個性的な風味が魅力の島酒です。

飲み比べセットをロックで注文すると、小さなグラスに入った3種類の「あおちゅう」が提供され、しっかりとした芋の香りと香ばしさを感じる「あおちゅう 青宝」(杜氏:菊池松太郎)、落ち着いた甘みと酸味がある「あおちゅう 広江マツ」、穏やかなコクと香りの「あおちゅう 奥山直子」と、銘柄ごとに異なる香りや味わいを堪能できました。

デザートメニューの「はちみつ島レモンとトマトのムース」は、小笠原諸島の母島産トマトでつくったコンポート入りのムースに、父島産はちみつとレモンのマカロンを添えられた可愛らしい一皿。

また、ランチタイム限定メニューとして提供され好評を博した『東京宝島御膳』は、「毎回蓋を開けるとお客様から『わー!』と歓声が上がります」と離島キッチンスタッフが教えてくれました。

▲東京宝島御膳お品書き
鯖のポテトサラダ(大島)/サザエご飯(利島)/明日葉のおひたし(新島)/青ムロアジの真丈椀(式根島)/青菜の地のり和え(神津島)/明日葉の五目白和え(三宅島)/海苔の佃煮チヂミ(御蔵島)/ムロアジメンチカツ(八丈島)/たたききゅうりの塩ダレ和え(青ヶ島)/はちみつ島レモンのポークソテー(父島)/ミニトマトのコンポート(母島)

店内には各島の離島産品が揃う物販コーナーや、食材を作る生産者たちへのインタビュームービーや各島のパンフレットなどが備えられた情報コーナーも設置され、店舗に訪れたお客様の興味を引いていました。

イベント期間中、全メニューを制覇するために足繁く通ってくださったお客様もいらしたとのことで、島旅好きの集まる離島キッチンが腕によりをかけた料理を堪能しながら、味わいの先にある島々に思いを馳せることができるイベントでした。

[発見!島の味]

鯖(大島)

伊豆大島漁業協同組合 加工部
岡村 京子 さん

金目鯛(神津島)

神津島漁業共同組合 漁師
浜川 一生 さん

ジャージー牛乳(八丈島)

八丈島乳業株式会社
魚谷 孝之 さん

明日葉(三宅島)

三宅村 農業研修生
神戸 晴行 さん

うみかぜ椎茸(八丈島)

株式会社大竜ファーム
大沢 竜児 さん