大島の人と交流し学べるツアー、考えてみました!モニターツアーの企画合宿「火おこし」を開催!
大島のブランドコンセプト「行きつけになれる島」を実現するために、どんな人に来てもらって、どんな体験をしてもらえたらいいだろう。「伊豆大島ミライプロジェクト」では大島にいるバラエティ豊かな人々と交流し、学ぶ旅「ヒト起点で"学び対話し創発するツアー"」を企画しています。旅を通して継続的に大島に愛を持って関わってくれる方と繋がり、深い関係性を育んでいくと考え、年間を通してそのツアー醸成に取り組んでいくことにしました。
(企画合宿の広報用画像)
最初の取組として、島外在住の人たちに大島を体験してもらい、ツアーを企画する企画合宿、通称「火おこし」を2022年11月5日から6日にかけて行いました。今回参加したのは島外在住のファシリテーションの専門家、地域づくり活動に関わる社会人や学生、大島出身の方など7名と伊豆大島ミライプロジェクトのメンバーです。地域に関心の高い島外在住者と島内在住者が混じり合うことにより、何らかの「火」が起きるのではとの期待でつけられたネーミングです。
(大島のシンボル、三原山の裏砂漠を体験) (波浮港地区で角打ちができる高林商店)
自己紹介をして仲良くなった後は、大島を象徴する火山、三原山と古い町並みが美しい波浮港へのフィールドワークに。三原山の裏砂漠では大島独特の黒い火山灰に包まれた風景を体験し、波浮港地区では、酒屋の中に角打ち(買ったものを飲める)スペースがある高林商店などを訪れ、宿の開業や継承者のいない店の再生など新しい取組にチャレンジする島の方々と楽しい語らいがありました。こういった島の人たちとの交流からは「また行って、活動に参加したいと思った」という感想があり、ヒトを起点としたツアーを実施する意義があることを改めて確認できた時間でもあります。
(2グループに分かれてツアー企画の発表)
2日目は、2グループに分かれて大島のツアーを企画する時間です。人との交流と学びがあるツアーを2時間程度で企画し、グループごとに発表しました。限られた時間の中でもキャッチコピーやビジュアルなどを工夫してプレゼンテーションを完成させたのは普段から地域について考える機会が多い参加者ならではの成果です。
(参加者の集合写真)
この合宿の参加者の皆さんそれぞれが、大島の人と触れ合うことで学びを得たこと、また来たいと言ってくれたことは大きな収穫でしたが、今回出たアイデアをどのようにモニターツアーや来年以降の活動に生かしていくかは課題でもあります。今後メンバーで議論を重ね、よりよいツアーを目指します。
合宿で行われたアクティビティや発表内容の詳細についてはプロジェクトメンバーが主宰するWebメディア「東京都離島区」の中でも紹介されていますので、ぜひご覧ください。