ただいま進行中!大島の魅力を伝える「アンコさん×椿油」のストーリー

大島の「アンコさん」は観光のシンボルとして有名ですが、元々は大島の暮らしを支えた、日々勤勉に働く女性の姿そのものでした。大島では、そうしたアンコさんの本来の姿を含めて広く伝えていくことで、島の魅力発信を進めています。

現在、アンコさんを深く知る機会の創出や、アンコさんを広める活動に取り組んでおり、広報活動の中心となっているのが、Webサイト「伊豆大島ナビ」(https://oshima-navi.com)の存在です。

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大島の観光やアクティビティのポータルサイトとして人気のこのサイトを使って効果的にアンコさんの存在を発信しようというのが活動の軸のひとつとなっています。

大島のもうひとつの名物といえば椿と椿油。島内にある都立大島高校には、敷地内に1,000本以上の椿が植えられており、良質な椿の実が採取できます。大島高校で収穫された椿の実を島内の製油業者に依頼し搾油・精製した椿油を売り出すことにあわせ、椿油の機能面だけでなく、アンコさんのストーリーを伝えることで付加価値を生み出すことはできないかと活動を開始しました。

アンコさんは椿の実の収穫などもしていたことから、アンコさんと椿油の関係や労働ストーリーをつなげてPRすることで、椿油や製品の裏側にあるアンコさんの姿にも思いを馳せてもらいたいと考えています。

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写真のアンコさんは、今年から「ミスアンコ」として大島の魅力を伝えるアンバサダーに就任。彼女にアンコ姿のモデルとなっていただき、椿の実の収穫風景を撮影しました。より若い世代にアンコさんの魅力や親近感が伝わってくれることを期待しています。

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また、2021年11月14日には、伊豆大島アンコ文化保存会が主催したアンコさんの姿を広く知ってもらうための展示会「島の宝・アンコ展」が開催されました。会場の準備や片付けから撮影・取材まで、大島チームもサポートしました。会場にはアンコさんにまつわる様々な展示が並び、大盛況のうちに幕を閉じました。

大島では、これからも東京宝島事業での活動を通して、より広く、深いアンコさんの姿を発信していきます。

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