TABICA公開と「にいじま宝島新聞」02の発行!~島からのレポート編~

VELOTAXIの到着と「ドライバーになるための講習会」開催を経て、いよいよ運用に向けて具体的に動き始めます。

意識するのは、新島のコンセプトである「新しい、でつながる島」に近づけていくため、どのような伝え方と、受け入れ方、動かし方をすれば良いのか?
毎週火曜17:30〜の定例ミーティング通称「ウラシマ会議」で決めた、2つのコトが動き出します。

まずは「TABICAの登録」。(TABICAとは、〜みんなの好きを体験しよう〜をテーマにした体験シェアサービス)

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新しい体験型のサービスを、主に「島の外へ」向けて伝えるための作業になります。 アカウントは、このプロジェクトの中心でもある一般社団法人 新島OIGIE(*オイギーとは、私の家、私たちの家を意味する新島の言葉)が管理します。

TABICAをプラットフォームとして利用するメリットは、ゲスト(お客さん)との複雑なやりとりは、スマートフォンのアプリ内で完結してくれるところ。
離島ではよくある、欠航に伴う中止や延期、またもしもに備えた保険などの対応が軽減し、ホスト(運営側)は、提供する体験サービスとゲストの管理が楽になり、とても便利なサービスです。

同時に、OIGIEが地域コーディネーターとして新島の体験サービスを管理することで、アプリが苦手な島の方でも、ゲストとして体験サービスを提供できる、新たな可能性に備えます。

12月15日(火)に登録テストを終え、TABICA事務局との細かい調整を終えて、数日後に無事公開。

西風吹き荒れる冬季の新島で、通気性抜群のVELOTAXIの需要は全くありませんが、春の心地良い風の中、島の宝を巡る姿に思いを馳せて、この取組を島の人たちに理解してもらうため、2つ目のコトを同時に展開しました。

それが、「『にいじま宝島新聞』02の発行」です (*01はこちらで読めます → http://cutt.ly/jjdcaba

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こちらは、「島の中へ」向けて、新しい体験型のサービスを、伝えるための取組になります。

なぜなら、島の人たちへの理解が最も重要だと捉え、「東京宝島事業って?」など、きっと島の人たちが抱いているであろう疑問から始まり、これまでの経緯と、これから目指すこと、課題となるドライバー・ガイドの募集など、プロジェクトの概略を分かりやすくまとめて、新島村の全世帯へ紙媒体として、1月26日より順次お届け。

配布と同時に、より興味を持ってくれた方にはSNSアカウントも用意。 週に1回の配信を目標に、継続的なつながりを大切にするツールとして活用します。

ゆっくりと亀の歩みで動くVELOTAXIは、ある意味で広告塔。 なぜこのような取組を行なっているのか?

ひとりでも多く島の理解者が増えてくれるには、まずは伝えて知ってもらうこと。

そして応援してもらえる存在になること。

「新しい、でつながる島」へ向かうため、コロナ禍でも最善として導入したVELOTAXIが愛される存在になるためにどうすれば良いのか?

いよいよ議論中心から、アクションへと動き始めたプロジェクト。
恒例の火曜「ウラシマ会議」にも熱が入ります。

つづく。

(執筆 新島地域コーディネーター 西胤輝之進)

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