VELOTAXI(ベロタクシー)が新島にやってきた!~島からのレポート編~

11月22日(日)晴れ!待ち焦がれていた、VELOTAXI(ベロタクシー*以降省略)が仙台の街から太平洋を越え、はるばると新島港にやってきた。

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やっと辿り着いたVELOTAXIの姿と初対面した感想はさまざま。

遠目から眺めて「おお〜可愛い姿だね」「ワクワクするじゃん!」

近づいて見て「へぇ〜変わった自転車!」「ちょっと動かしてみよ〜」
乗ってみて「なるほど!なるほど!確かに自転車だわ!」「小回り利いていいかも!」などなど。

意外とあちこちの年季を感じてしまったことは胸にしまいつつ、到着に備えて、簡易駐車場として設置した、プロジェクトメンバーが経営するHOSTEL NABLAへ。

海沿いをゆっくりと走る姿をパシャリ!

「これは島のロケーションや島時間に合うかも!」と、これから始まる『新しいで、つながる何か』に胸を躍らせる1日となりました。

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11月25日(水)小雨まじりの天気もなんのその、到着したベロタクシーを追いかけるように仙台の街から、株式会社イート VELOTAXI事業部のドライバーでもある講師を迎え「ドライバーになるための講習会」を実施。

手作り感一杯の講習会には、ドライバー候補の2名が参加。
同時に兼ねてより相談を重ねていた、新島警察の交通係の署員が2名。
そして後続するドライバーを見据え、撮影を事務局メンバーが行うという構成でした。

内容は、車両の概要や歴史・走行前の点検方法・実走行中のこと・納車までの流れ・お客さんとのコミュニケーションについて、実際に起きた事例などが盛りだくさん。

始めて目にする軽車両と言うこともあり、参加された新島警察の署員の方も真剣にお話を聴いていただき、道路交通法に関わる点など具体的な意見交換も行いました。

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前半の講義を終え、後半はいよいよ島の道を実走行。

狭い村道から広い都道、坂道の勾配はどのくらいまで行けるのか?アシストってどの程度持つの?そもそもTABICAで体験として提供する予定のコースは果たして成立するの?などなど。

多くの心配ごとは、VELOTAXIドライバーとして経験豊かな講師が、一つ一つ丁寧に払拭。

中でも印象に残った言葉は、「完璧を提供しようとしない方がいいですよ。大事なのは乗ってくれるゲスト(お客さん)と、コミュニケーションをとること。そうすれば、もし坂道でVELOTAXIが登れなくなったら、一緒に押して貰えば良いですよ(ニッコリ)。そんな体験が意外と喜んでくれますよ」

「なるほどーーー!」腹落ちした経験談に一同納得。

小雨まじりで始まった講習会でしたが、気が付けば晴天に。

まるでドライバーのほんの少しの不安な気持ちを拭うような時間が流れ、早速うまれたVELOTAXIのご縁を感じる一日となりました。

つづく。

(執筆 新島地域コーディネーター 西胤輝之進)

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