人と繋がり・宝と繋がる体験プランの検討と、新たな移動手段の導入

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「島会議」を重ねるなかで導き出された新島のブランドコンセプトは、「新しい、でつながる島」。新島には、美しい景色や体験スポットといった魅力=「宝物」が点在しています。また、訪れる人を受け入れる「オープンマインド」な感覚を持つ新島の人々との関わりも魅力です。一方で、こうした「宝物」は点在しており、アクセス手段が限られています。そこで、点在する「宝物」を新島の方々の案内で繋いでいき、魅力に触れる体験コンテンツの創出に向けて、アクションが進んでいます。

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2020年度、具体的なアクションに向けて打合せを重ねる中で、島内を案内する手段として「新型コロナウイルスの感染防止対策が図れるもの」「新島の魅力をより体感できるもの」「体験プランの移動・送迎に組み込んだ際、様々な制約を受けないもの」が良いという意見が挙がり、三輪軽車両の活用が候補に挙がりました。様々な三輪軽車両を比較検討し、議論を重ねた結果、通気性が良く、新島の魅力を肌で感じることができる車両であること、保管・整備コスト、運用コスト、スタッフの確保といった、継続性・採算性などを考慮し、「ベロタクシー」の試験的導入が決定しました。

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また、訪問者に新島の魅力を五感で楽しめる体験プログラムをシェアするWebプラットフォーム「TABICA」に登録するプログラムの具体的な検討が行われています。現在、ベロタクシーで巡る新島ツアーのモデルとして、コーガ石造りの街並みやモニュメントを巡るコース、新島の美しい海岸線を巡るコース、ガラスアートを見て水平線に沈む夕日を堪能できるコースなど、来島する方に体験してもらいたい3ルートが検討されています。

今後は、モデルとなる3ルートのTABICA登録に向けて、各ルートの体験内容、所要時間、設定金額など詳細について議論を深めていきます。

併せて、モデルプランで活用をするベロタクシーについても現地での運転講習会、試験走行を経てプランの中での実証を進めていきます。

この他、2019年度に続き、取組の島内周知を目的とした「にいじま宝島新聞」を発行する予定です。

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