「おがログ」のクラウドファンディングが始まる!
父島では、来島者が旅の記録として使える「おがログ(おがさわらトラベラーズログ)」について、制作費などを募るクラウドファンディングを1月中旬から開始しました。
美しい島の環境や、島の人たちの想いに共感するファンを増やしていくために、島のメンバーで議論を重ねて生まれた「おがログ」。
来島者がパスポートのような特製トラベラーズログ(手帳)を持つことで、遠距離の旅路にもわくわく感が生まれ何度も島を訪れたくなったり、特典を得られたりして、かつそれが島の活性化にもつながっていく――そんな効果を狙っています。
宝島メンバーの中で「おがログ」チームを発足し、チームで何度もどういう内容にするか話し合いました。特に大切にしたのは、小笠原らしさを演出する細部のこだわりです。たとえば中表紙には、地上にタコの足のように張り出した根っこが特徴的な、小笠原固有の植物「タコノキ」を活用。環境に配慮した印刷を得意とする事業者の方と相談し、その葉の一部を和紙に漉き込んで、オリジナリティのある仕上がりにしました。
「おがログ」は、旅の記録を残すだけでなく、普段も持ち歩いて長く使いたくなる、また手帳が作られたストーリーについても人に話したくなる、そんな一冊を目指します。
また、クラウドファンディング支援者への特典には、海岸に流れ着いたプラスチック漂着物を利用した「海洋プラスチックアクセサリー」や、収穫時期が短く貴重な「小笠原レモン」を使ったジャムやサイダーなどを用意。父島の存在感を醸した商品やサービスをセットにして届ける予定です。
このクラウドファンディングを行うことによって、島の人や小笠原諸島のファンが一緒になって「おがログ」ブランドを育て、新たに島に触れる人たちと繋がるきっかけにしたいとプロジェクトのメンバーは考えています。
さらに2021年2月1日には、「おがログ」ブランドを継続的な事業として育てていくために、「おがログ」プロジェクトをすすめてきたメンバー6人により「一般社団法人おがログ」を設立しました。
引き続き新たなリターン品を増やし、何度も父島を訪れたくなるような島の魅力を小笠原のファンに届けていく予定です。