「式根島アイランドワーケーション」モニターツアーを開催!

ワーケーションとしてだけではなく、地域住民との交流を通じて、島を理解し、支えてくれる関係人口の創出をめざす「式根島アイランドワーケーション」。2019年からの取組をさらにブラッシュアップさせるため、今年度のアクセラレーションプログラムでは「式根島アイランドワーケーションのすすめ」と題し、一般ユーザーと企業を招待してワーケーションとオフサイトミーティング(組織作りや長時間の集中した会議を目的に、オフィスを離れて行う合宿)を体験してもらうモニターツアーを計画しました。

第1弾となる一般モニターツアーでは、「移住や二拠点居住につながるワーケーション」の可能性を模索するべく、年齢を20~30代に絞って公募。新島村の移住定住ポータルサイト「Flowlife(https://flowlife.tokyo/)」上で募集を行い、応募者の中から4組6名が選ばれました。

2023_shikine1_img_01.jpg(事前オンライン交流会の様子)

参加者と式根島メンバーによる事前のオンライン交流会を経て、11月下旬~12月上旬に2回に分けて2泊3日のツアーを開催。参加者は式根島入り後、宿泊先のワークスペースや集落内のコワーキングスペースで作業をしたり、オンライン会議に参加したりしながら、温泉を堪能したり、東要寺の住職による説法を聞くなどしてオフタイムを楽しんでいました。

2023_shikine1_img_02.jpg(宿のワークスペースにて)

参加者は夫婦やカップルの方もいれば、島での起業や移住を希望する方もいて、式根島メンバーとの意見交換会ではさまざまな意見が飛び交いました。光回線が島内に整備された式根島でのワーク環境は「23区内より環境がよい」という意見も多くあり、仕事をするには十分であることがわかりました。

2023_shikine1_img_03jpg(現地最終日の意見交換会の様子)

一方、「式根島は移住先になりうるか?」という質問については、「子育てにはよい環境だと思うが、子供が大きくなった時に現在住んでいる環境と比較して、(塾や習い事、友人関係、進学など)選択肢が少ないのは気になる」という意見も。また、ワーケーション先としては「飲食店がもう少し欲しい」「天気が悪くなった時に帰れないかもしれないリスクがある」といった声が挙がりました。。

参加者のうち数名は式根島での起業や2拠点居住を目指し、現在も関係を継続中。ワーケーションが島への移住の呼び水になれるかどうか、引き続き検証していきます。

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