「沢の小径」のオーディオガイド、リリース後の反応は?聞いてみました

「七色八丈で『Re:TABI』(リタビ)」プロジェクト(以下「リタビ」)では、「利他」をテーマに活動し、トラベルオーディオガイドアプリ「ON THE TRIP」において八丈島「沢の小径」のオーディオガイドをリリースしました。「しゃがんでみる」と「目を閉じてみる」。この2つを心にとめ、五感をフルに使い「沢の小径」を歩くことで、新しい体験をお届けします。

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(「沢の小径」の様子)

実際にオーディオガイドを使ってみてどのような感想が得られたのでしょうか。使った方々の意見をまとめてみました。

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(実際にオーディオガイドを使って散策している様子)

「自分の五感が森に順応して、いろんな音や気配に気付き、自分の感情の高鳴りや、自分と向き合う時間、一緒に歩く仲間との時間から、普段とは違う楽しみ方を体験できた」「オーディオガイドを聴きながら森を歩くことが新鮮で、前後に民族資料館へ行くことで知識が深まりそう」といったように、オーディオガイドを使うことで自然の中を歩く体験がより魅力的になったという意見がよせられました。
一方で、沢の小径内に地図や看板がなく、順路が確認ができない不安により、途中で引き返してしまったという意見もありました。

そこで、沢の小径に隣接している「えこ・あぐりまーと」で「利他のワークショップ」と「沢の小径歩き」を一緒に実施し、オーディオガイドの使い方をサポートすることを計画しています。

また「沢の小径」は島民でも知らない人が多いことから、まず地元の保育園・小学校・中学校に対して遠足やフィールドワークの場所として提案することをアプリの普及と併せて検討しています。

今後は「えこ・あぐりまーと」でのイベント実施に向けた意見交換を進めると共に、例えば地域の子供たちが沢の小径での体験をさまざまな形(絵・写真・文章など)で表現した作品の展示会やワークショップなど新しい地域のイベントを興していくことを考えています。

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