第2回「式根島アカデミー」ワーケーションモニターを開催!~2・3日目~

ワーケーションモニターツアーの2日目は、様々なアクティビティが企画され、希望者が各々の関心に応じて、式根島ならではのアクティビティを楽しみました。

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郷土料理体験では、宿の女将さんを講師に、昔の島の暮らし、島の方言など、女将さんの式根島トークを楽しみながら、料理を体験しました。
熱々にふかした〝あめりか芋〟をつぶし、そこに片栗粉、砂糖、島のりを加えて丸めたものを油で揚げた〝芋もち〟、島名物の魚のすり身〝たたき〟を使った〝たたき汁〟、明日葉の天ぷらなど、島グルメを満喫しました。

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続いて、対岸に新島を一望しながらの釣り体験。地元の人曰く、「今日は天候がよく、最近では一番の釣り日和」とのこと。水面を覗くと既に巨大な魚の影がちらほら、これは心が躍ります。きれいな魚から高級魚のイシガキダイやアカハタまで、釣果はまずまず。釣果は宿泊先に持ち帰って調理してもらい、その味を堪能しました。

マラソン体験では、式根島のクラブ活動に参加し、子供たちと一緒に島内を走り、式根島ならではの起伏の多いコースを楽しんでいました。参加者は、島の風や香りを感じ、島の人の温かい声援を背に、爽快な面持ちでゴールしました。

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ダイビング体験では、現地インストラクターの指導のもと、島内北部に位置する「中の浦海水浴場」に集合。インストラクターの説明後、ダイビングスーツやボンベを装着し、いざ入水。水温は20度以上と気温より温かく、澄んだ水の中を進んでいきます。魚と光が織りなす幻想的な海中の世界を楽しみました。

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2日目の最後は、参加者と式根島メンバーが集い、2日間のワーケーションモニターツアーを通して感じた式根島の魅力、改善点・アイデアについて意見交換。

島の魅力について、特に多かった意見は、「島のコンパクトさ」。コンパクトな島だからこそ、身近な場所に多様なアクティビティがあり、それらを組み合わせたワーケーションができます。また、「Wi-Fi環境の快適さ」も挙がり、ワークスペースや宿はもちろん、屋外の足湯などにもWi-Fiスポットが整備されており、場所にとらわれずに気分に合わせたワークスタイルを実現できます。

一方、今後の改善点として、「滞在中に楽しめる体験コンテンツの拡充と情報発信の強化」、「来島のハードルを下げる工夫として、ツアーやパッケージ化」などが挙がりました。こちらは無理のない運営方法・体制として検討が必要です。

最終日3日目、参加者は帰りの船が到着するまで、ワーク、温泉、散歩、ランニングなど、思い思いの時間を過ごしました。

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出船時には3日間の想いを胸に、別れを惜しみました。この出会いが、関係人口や将来のローカルヒーローの獲得につながるよう、期待されます。

次回は、今年度の「式根島アカデミー」の締めくくりである第3回をレポートします。

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