インバウンドにもっと愛される父島へ!魅力的なプログラムを開発中

今年度、父島から東京宝島アクセラレーションプログラムに選定された「訪日外国人向けロングステイ推進プロジェクト」。東京都心から船で24時間、週に1回の船でアクセスのみという特殊な環境を活かし、2週間以上ゆっくり滞在していただけるインバウンドの方々を対象に、より滞在しやすい魅力的な環境を整備しようと活動をしています。

プロジェクトでは、長いバカンスを取りやすい、欧州を中心としたファミリーをターゲットに設定。2022年8月下旬にはインバウンド向けホームページの開設や、フランス人ツーリズム専門家とのアクティビティの検証などが行われました。

今回はインバウンドに魅力的と思われるアクティビティを海、山、町の観点から取材し、体験してきました。美しい海の魅力を堪能できるシュノーケリングやシーカヤックは定番のアクティビティとして人気ですが、今回インバウンドに絶対人気が出る!という意見がわき上がったのは「マーメイドスイム」です。人魚のようなフィンをつけて水中を泳ぐ体験は、まさにリアルな人魚姫。写真を見返すのも素敵な思い出となりそうです。

2023_chichijima1_img_01.jpg(マーメイドスイムの様子)

陸上のアクティビティでは、戦跡の訪問が印象的だという声が聞かれました。第二次世界大戦中、父島も戦争の舞台となり、その頃の跡は歴史の象徴として学びを得られる場所です。

2023_chichijima1_img_02.jpg(父島の戦跡)

島内には至る所に英語表記があるため、比較的外国人の滞在にも不便ない環境となっています。今後は、アクティビティの英語ガイド対応などの課題をクリアすることで、よりアクティビティにも参加してもらえるのではないかといった意見も出てきました。

今回の検討によってメンバー一同、父島のインバウンド呼び込みに向けたポテンシャルの高さを改めて感じることができました。今後は、島内各所にアクセスするための電動バイクの走行実験、ホームページの整備やモニターツアーの実施などを行い、世界に向けて、父島の魅力をブラッシュアップしていきます。

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