東京宝島
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旅先晩酌〇二大島の3大シンボルといえば三原山、椿、あんこさん。三原山はあの『日本書紀』にも登場する歴史ある山。噴火時は牙をむくことから“御ご神じん火か”とリスペクトされてきました。椿は台風が多い大島の防風林。その実を搾った油は島の特産品でもあります。最後のあんこさんとは島のお姉さんのこと。椿まつりでは絣の着物に前垂れをした古風な装いの大島美人に出会えます。そんな異郷が都心から最短もできる、そこが大島最大の魅力です。思い立ったら日帰り面積:約91k㎡周囲:約52km人口:約7400人椿まつりでは大島の女性が着ていた伝統的な作業着をアレンジした衣装を着た女性を見かけます。「あんこさん」(目上の女性に対する敬称)と声をかけてみて下さい。抗酸化作用のあるオレイン酸の含有量はオリーブオイル以上。高田製油所は昔ながらの玉締め製法で搾る上質な椿油老舗です。髪や肌に塗れば潤い、食用にすればサビない体に導きます。右から食用1800円、髪・肌用1700円。問高田製油所 ☎04992-2-1125 http://tsubaki-abura.com/通称バウムクーヘン。そのまま派? 剥がして食べる派? なんて盛り上がりそうな高さ約24m、長さ630mにもわたる地層大切断面の正体は、火山灰とスコリアの堆積物。谷口英久 さん谷口酒造鵜飼玲以 さん / 鵜飼玲子 さん鵜飼商店看板は聖なる山、御神火の名を冠した焼酎。小説家でもある3代目が作り出す味は独創的で、飲み飽きない奥深さがある。濾過を最小限に留め旨味を残しているのでお湯割りがおすすめ。720㎖ 1182円。問谷口酒造 ☎04992-2-1726http://www.gojinka.co.jp/添加物一切なし。明日葉をレモンやりんご、自家製シロップとミックスしたグリーンスムージーのほか、旬のフルーツを冷凍し、果実味を生かしたスムージー(463円〜)も。オーナーが手作りするコンフィチュールも絶品。問フルーツファクトリー 大屋 ☎04992-2-8503川端康成の小説『伊豆の踊り子』に縁のある、波浮港前に位置。注文後に揚げるため、できたてサクサクが食べられます。1個60円。問鵜飼商店 ☎04992-4-0521材料は搾りたての牛乳、産みたての卵、砂糖、バター、小麦粉だけ。明治から続く老舗の牛乳■餅はほっこりする懐かしさ。愛らしい牛の缶入りです。655円。問一峰 ☎04992-2-8524 東京愛らんど https://www.tokyoislands-net.jp/気分は月面着陸した宇宙飛行士。三原山の東側にある裏砂漠は国内で唯一、地図に砂漠と表記された場所。昔はラクダも飼育されていた。25分って信じられる? 大島

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