東京宝島
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【 材料 】2人分ゴルゴンゾーラ ………20gクラッカー ……………4枚はちみつ、黒こしょう、チャービル ………………………各適量【 作り方 】1 ゴルゴンゾーラを4等分し、クラッカーにのせ、はちみつ、黒こしょうをかけてチャービルを添える。旅先晩酌「2000年の噴火による全島レシピ活火山の島ということしか、事前の知識がなかった三宅島。いざ行ってみると、観光地はもちろん生産者、飲食店にいたるまで、すべてに火山や噴火の話が絡んでくることに驚きました。避難から、島へ戻ったのが2005年。もともとこの焼酎『雄山一』を作っていた伊ケ谷酒造も休業を余儀なくされました。でも縁あって、僕が引き継ぎ、一から取り組んだのが新しい『雄山一』です」そう教えてくれたのが代表取締役の長谷川悦朗さん。一般的には麦麹を使うところ、あえて米麹を使って製造。一口呑むと、香ばしい麦の香りに加えてじんわりと甘みがある! これは米麹のおかげ。おすすめのおつまみを聞くと、ずばり伊豆諸島に伝わるくさや。強烈な香りの干物だけれど、たしかに合いそうです。地酒には地元の肴だよねー。とはいえ、なかなか手に入りづらいものなので、私のおすすめはブルーチーズ! 青カビのパンチが、くさや同様に焼酎の香ばしさを引き出してくれるはず。さらに焼酎の甘みに寄り添うようにはちみつをトッピング。お湯割りにした「雄山一」とぴったり合います。島を巡っていろいろな人に話を聞くと、皆さん「島外への避難を経験して、やっぱり三宅島が好きで戻ってきた」と話してくれました。三宅島の方々の故郷への深い愛を感じ、雄大で力強い三宅島の自然を眺めながら、こっそり感動したのでした。噴火を乗り越え家に帰っても“旅先”晩酌噴火による全島避難後に引き継いだ新しい造り手たちによる、米麹を使った甘みのあるまろやか麦焼酎一三雄山一とゴルゴンゾーラはちみつカナッペ受け継がれた島の味三宅島出身。前職は酒造りと関係のない職種ながら、縁あって酒蔵へ。「ソーダ割りもおすすめ!」。ゴルゴンゾーラはちみつカナッペ三宅島酒造株式会社長谷川悦朗 さん

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